昔むかし、舎人(とねり)という狩人が
水浴びをしている天女の羽衣を見つけ、
その美しい天女を妻にしようと羽衣を隠してしまいました。
天女は、浅津(あそづ)という名前を付けられ
泣く泣く舎人の妻となり、やがて月日が流れ
二人の可愛い娘『お倉とお吉』ができました。
天女はどうしても天の事が忘れられません。
とうとう娘達から羽衣の隠し場所を聞き出し、天女は空高く天へと帰ってしまいました。
残されたお倉とお吉は、くる日もくる日も母を呼び戻そうと近くの山へ登り
笛や太鼓を鳴らしましたが、ついに母を呼び戻す事はできませんでした。
この事から、その地名を二人の名前の
『倉吉(くらよし)』
「太鼓を打つ・笛を吹く」から、近くの山を
『打吹山(うつぶきやま)』
と呼ぶようになりました。
この伝説にそってお倉とお吉をイメージし
等身大で銅像化したものが
・河北小学校前SS
・倉吉駅前SS
・打吹公園SS
に設置されているお倉とお吉像なのです。